マシンピラティス:グループレッスンとパーソナルレッスンの違いを徹底比較【効果・メリット・おすすめな人】
- 2月14日
- 読了時間: 14分

マシンピラティスを始めようと考えたとき、多くの方が悩むのが「グループレッスンとパーソナルレッスン、どちらを選べばいいのか」という問題です。本記事では、理学療法士監修のスタジオの知見も踏まえながら、それぞれのレッスン形式の特徴、効果、メリット・デメリット、そしてどのような人におすすめなのかを詳しく解説します。
マシンピラティスとは?その歴史と効果
マシンピラティスは、第一次世界大戦中にドイツ出身のジョセフ・H・ピラティス氏が負傷兵のリハビリテーションのために考案したエクササイズです。専用のマシン(リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルなど)を使用して、体幹を中心に筋力、柔軟性、バランス感覚を総合的に鍛えることができます。
マシンピラティスの最大の特徴は、バネ(スプリング)やストラップによる負荷調整が可能な点です。このメカニズムにより、筋力が少ない方や運動初心者でも安全にトレーニングを行うことができます。マシンが身体の動きをサポートしてくれるため、正しいフォームを維持しやすく、インナーマッスルを効果的に鍛えられます。
ピラティスの創始者であるジョセフ・H・ピラティス氏は「ピラティスは10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回でカラダのすべてが変わる」と述べています。実際に、週2〜3回のペースで継続的に行うことで、2〜3ヶ月で姿勢の改善や筋力の向上、柔軟性の向上などが実感できるとされています。
マシンピラティスの主な効果
姿勢改善: インナーマッスルが強化され、体幹の筋力が向上することで、自然と正しい姿勢を保てるようになります。
ボディラインの変化: 骨盤周りの筋肉が強化され、お腹や腰回りの筋肉が引き締まり、ボディラインがスッキリします。
柔軟性の向上: マシンのバネの力を借りて普段は伸ばすのが難しい部位を伸ばすことができ、関節の可動域が広がります。
基礎代謝の向上: インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝が上がり、日常生活でもエネルギー消費が増加します。
肩こり・腰痛の緩和: 血液循環が活性化され、姿勢が改善されることで、慢性的な肩こりや腰痛の軽減が期待できます。
ストレス解消: 胸式呼吸を意識することで交感神経を刺激し、心身の活性化を促します
グループレッスンの特徴とメリット・デメリット
グループレッスンとは、複数の参加者(一般的に2〜10名程度)が同時にインストラクターの指導のもとでレッスンを受ける形式です。
グループレッスンのメリット
1. コストパフォーマンスが高い
グループレッスンの最大のメリットは、料金面での負担が少ないことです。一般的な料金相場は、月4回で10,000〜20,000円、1回あたり約3,000〜4,000円となっています。パーソナルレッスンと比較すると、約2分の1から3分の1の費用で通うことができます。長期的に継続する上で、経済的負担を抑えられる点は大きなメリットです。
2. モチベーションが維持しやすい
他の参加者と一緒に運動することで、切磋琢磨し合いながらモチベーションを維持しやすい環境が整っています。同じ目標を持つ仲間と出会うことで、レッスンを通じた交流も楽しめます。一人では続けにくい運動習慣も、グループレッスンなら仲間の存在が励みとなり、継続しやすくなります。
3. 効率的なトレーニング
マシンを使うことで、マットピラティスよりも効率的に筋肉を鍛え、体幹を強化することができます。初心者向けから上級者向けまで、様々なレベルのクラスが用意されているため、自分のレベルに合わせて無理なく始められます。
4. 手軽に始められる
多くのスタジオでは体験レッスンを比較的安価な料金で提供しており、気軽にマシンピラティスを試すことができます。大手スタジオなら、予約も取りやすく、通いやすい立地にあることが多いです。
グループレッスンのデメリット
1. 個別指導が受けられない
グループレッスンでは、インストラクターが全員に目を配る必要があるため、一人ひとりへの指導が限られます。身体の歪みや筋肉の付き方は個人差があるため、細かなフォーム修正や個別のアドバイスを受けることが難しい場合があります。
2. ペースが合わない可能性
レッスンのペースが、自分のレベルに合わないと感じることがあります。初心者の場合「難しくてついていけない」と感じたり、反対に上級者からすると「物足りない」と感じる可能性があります。あらかじめメニューが決められており、全員のペースに合わせる必要があるため、自分のペースで進めることができません。
3. 間違ったクセがつく可能性
インストラクターの手本を見よう見まねで取り組んだ結果、正しいフォームが身につかず、間違ったクセがついてしまう可能性があります。ピラティスは正しいフォームで行わないと、効果が得られないだけでなく、ケガの原因にもなります。
4. マシンの待ち時間が発生する場合
マシンが数台しかないスタジオの場合、マシンを待つ時間が発生することがあります。効率的にトレーニングを進めるには、台数が少ないマシンから先に行うなどの工夫が必要です。
パーソナルレッスンの特徴とメリット・デメリット
パーソナルレッスンとは、プライベートレッスンやマンツーマンレッスンとも呼ばれ、インストラクターと一対一で行うレッスン形式です。
パーソナルレッスンのメリット
1. 個々の目標に合わせたカスタマイズが可能
パーソナルレッスンの最大のメリットは、自分の体の状態や目標に合わせたオーダーメイドのトレーニングが可能なことです。腰痛などの不調や姿勢の悪さを改善したい人と、ダイエットや体力づくりをしたい人では、最適なメニュー内容は異なります。インストラクターが身体の状態や動かす際のクセなどを見て、個別の身体評価に基づいたトレーニングメニューを組んでくれます。
2. 正しいフォームを覚えやすく、効果を実感しやすい
インストラクターが常に目を配り、フォームが崩れないように細かく指導してくれるため、動きの精度が上がります。正しい負荷のかけ方やフォームを丁寧に指導するサポートが受けられるため、グループレッスンよりも正しいトレーニング方法が身につき、効果につながりやすいのが特徴です。身体の状態に合わせてトレーニングメニューを組んでもらえるため、最短で目標達成に近づくことができます。
3. 安全に運動できる
痛みや違和感がある場合は、その場でマシンの負荷調整や身体の姿勢調整を行いながら安全に運動できます。体が硬い方や怪我をしている方でも、個人のレベルに合わせた調整ができるため、無理なく安全にトレーニングを進められます。
4. 質問しやすい環境
疑問点や不安な点があれば、その場で気軽に質問できます。周りの人を気にせず、トレーニングに集中することが可能です。インストラクターを独り占めできるため、細かな疑問もすぐに解消できます。
5. スケジュールの柔軟性
自分の都合に合わせてレッスン時間を設定できるため、忙しい方でも通いやすいです。グループレッスンのように決まった時間に参加する必要がなく、インストラクターと調整すればよいので融通が利きやすいです。
パーソナルレッスンのデメリット
1. 料金が高い
パーソナルレッスンの料金相場は、1回あたり約8,000〜10,000円、月4回で約35,000〜40,000円となっています。インストラクターを独り占めできる分、グループレッスンに比べて料金が高いのが最大のデメリットです。ただし、近年では6,250円〜など、比較的リーズナブルな価格設定のスタジオも増えてきています。
2. インストラクターとの相性が重要
マンツーマンという性質上、インストラクターとの相性が合わない場合、レッスンが苦痛に感じる可能性があります。相性が良く、コミュニケーションが円滑であれば、エクササイズに関する疑問や不安をすぐに解消できますが、人気があるインストラクターのレッスンは予約が取りづらいこともあります。また、指名する場合には別途費用がかかる場合があります。
3. 予約が取りにくい場合がある
パーソナルレッスンは人気が高く、特に仕事終わりなど人気の時間帯は予約が取りにくいことがあります。予約制のため、忙しい方には通いづらいのも難点と言えるでしょう。
4. グループでの交流がない
一人でトレーニングを行うため、グループレッスンのような他の参加者との交流や、仲間と励まし合いながら運動する楽しさは得られません。
効果の違い:グループとパーソナルの比較
効果が出るまでの期間
パーソナルレッスンでは、個々の身体の状態や目標に合わせたトレーニングができるため、短期間で効果を実感しやすいとされています。正しいフォームを理解しながらエクササイズができるため、グループレッスンと比べて、最短で目標達成に近づくことができます。
一方、グループレッスンでは個別の指導が限られるため、正しいフォームの習得に時間がかかる場合があります。ただし、継続して通うことで、2〜3ヶ月(週2〜3回のペース)で効果を実感し始める方が多いです。
正確性と安全性
パーソナルレッスンでは、インストラクターが常に目を配り、細かくフォームを修正してくれるため、正確性が高く、安全性も確保されます。特に、マシンピラティスはバネなどの補助を用いて正確に動きを行えるため、パーソナルレッスンとの相性は抜群といえます。
グループレッスンでは、インストラクターが全員に目を配る必要があるため、個別のフォーム修正が難しい場合があります。ただし、初心者向けクラスでは基本的な動きから丁寧に指導されるため、レベルに合ったクラスを選べば安全に取り組めます。
目標達成の効率性
パーソナルレッスンでは、身体の状態に合わせてトレーニングメニューを組んでもらえるため、目標達成の効率が高いです。例えば、腰痛や肩こりなどの不調がある場合、その原因を追究し、原因に対してのトレーニングを行うことで、最短ルートでの改善が期待できます。
グループレッスンでは、肩こり改善メニューや腰痛改善メニューなど、目標に合ったメニューが用意されていますが、個々の原因に特化したトレーニングは難しい場合があります。
グループレッスンがおすすめな人
1. 費用を抑えて継続したい方
長期的に継続するためには、経済的な負担を抑えることが重要です。月10,000〜20,000円程度で定期的に通いたい方には、グループレッスンが最適です。
2. 運動習慣の一部として取り入れたい方
定期的に運動したいけれど、マンネリ化しがちな方にもおすすめです。他の参加者と一緒に励まし合いながら運動できるため、モチベーションを維持しやすくなります。
3. ピラティス仲間を作りたい方
同じ目標を持つ仲間と出会うことで、レッスン後に交流することも可能です。一人では続けにくい運動も、仲間がいることで楽しく継続できます。
4. 基本的な動きが自分でできる方
ピラティスにある程度慣れており、基本的な動きが自分でできる方は、グループレッスンでも十分に効果を得られます。
5. 気軽にピラティスを始めたい方
大手スタジオなら、比較的安価な料金で体験できることもあり、初心者向けのクラスも多く、無理なく始められます。
パーソナルレッスンがおすすめな人
1. ピラティス初心者や運動が苦手な方
マンツーマン指導で分からないところを放置しないため、初心者が正しいフォームを覚えるのに最適です。運動経験が少なく、グループレッスンでついていける自信がない方でも、安心して取り組めます。
2. 体に不調や痛みがある方
腰痛、肩こり、姿勢の悪さなど、具体的な身体の悩みを解決したい方には、パーソナルレッスンが適しています。痛みがある箇所は痛みが出ないエクササイズの提案もでき、身体をしっかり見極めながら行うレッスンとなります。
3. 短期間で効果を実感したい方
効率的に身体を変えたい人には、自分の目標に合わせたプログラムを組んでもらえるパーソナルレッスンが最適です。最短ルートで目標達成に近づくことができます。
4. 自分のペースで進めたい方
個人のペースにあわせて進められるため、正しいフォームをしっかりと理解してから身に付けられます。グループレッスンのように他の参加者のペースに合わせる必要がありません。
5. 人前で運動するのに抵抗がある方
自分の体形に自信がない方や、他人の目を気にせずに運動したい方には、パーソナルレッスンが向いています。どんなにできなくても、他の人の目を気にせずに行えます。
6. 高いパフォーマンスが必要な方
アスリートや、強度の高いスポーツを頻度も多く行う方には、早めの回復とパフォーマンス維持が必要です。マッサージやリリースを取り入れたカスタマイズした内容を提供できるのがパーソナルレッスンならではです。
グループレッスンが向いていない人
1. 体が硬い方や怪我をしている方
グループレッスンでは、全員が同じ動きをするため、体が硬い方や怪我をしている方は、無理をしてしまう可能性があり注意が必要です。個人のレベルに合わせた調整が難しい場合があるため、痛みや怪我につながるリスクも高まります。
2. 体の軸が安定していない方
マシンを使ったエクササイズでは、体の軸が安定していないと、怪我の原因になることがあります。特に、初心者の方や高齢者の方で体幹が弱い場合は、パーソナルレッスンで基礎を固めることをおすすめします。
3. フォームの正確性を重視したい方
細かなフォーム修正を受けながら、正確に動きを習得したい方には、パーソナルレッスンの方が適しています。
効果的な通い方の提案
初心者向けの理想的な通い方
多くの専門家が推奨しているのは、「最初はパーソナルレッスンでフォームを習得し、自信がついてからグループレッスンへステップアップする」方法です。この方法には以下のメリットがあります。
ステップ1: パーソナルレッスンで基礎を習得(最初の1〜3ヶ月)
正しいフォームと呼吸法を身につける
自分の身体の特徴や課題を理解する
基本的なマシンの使い方をマスターする
ステップ2: グループレッスンへ移行
費用を抑えながら継続できる
正しいフォームが身についているため、効果を実感しやすい
仲間と一緒にモチベーションを維持できる
実際に、多くのスタジオでこの「初回パーソナル→継続グループ」の流れが人気となっています。プライベートレッスンを一度受けると、その後のグループレッスンでも正しく身体が使えるため、レッスン効果がより高まります。
週に何回通うべきか
理想的な頻度は週2〜3回とされています。月4回(週1回)のペースでも効果は期待できますが、週2〜3回通うことで、より早く効果を実感できます。ただし、初心者のうちは体への負担を考慮し、週1回から始めて徐々に頻度を上げていくのが良いでしょう。
料金相場と費用対効果
グループレッスンの料金相場
1回あたり:約3,000〜4,000円
月4回:約10,000〜20,000円
パーソナルレッスンの料金相場
1回あたり:約8,000〜10,000円
月4回:約35,000〜40,000円
近年では、セミパーソナル(最大3名程度の少人数制)のスタジオも増えており、パーソナルレッスンとグループレッスンの良いところを組み合わせた形式として人気を集めています。料金もパーソナルレッスンよりリーズナブルで、1回あたり6,000〜7,000円程度のスタジオもあります。
まとめ:自分に合ったレッスン形式を選ぶために
マシンピラティスのグループレッスンとパーソナルレッスンには、それぞれに明確なメリットとデメリットがあります。どちらが優れているというわけではなく、自分の目標、体の状態、予算、ライフスタイルに合わせて選択することが重要です。
グループレッスンが向いているのは:
費用を抑えて長期的に継続したい方
仲間と一緒に楽しく運動したい方
ある程度ピラティスの経験がある方
パーソナルレッスンが向いているのは:
ピラティス初心者や運動が苦手な方
身体に不調や痛みがある方
短期間で効果を実感したい方
自分のペースで進めたい方
多くの専門家が推奨する方法は、まずパーソナルレッスンで正しいフォームと基礎を学び、その後グループレッスンに移行することです。この方法なら、安全性と効果の両立、そして長期的な継続が可能になります。
マシンピラティスは、継続することで確実に身体に変化をもたらすエクササイズです。自分に合ったレッスン形式を選び、理想の身体と健康を手に入れましょう。
参考ソース:
ピラティススタジオDEP「パーソナルorグループ?ピラティスレッスンの失敗しない選び方を徹底解説」(https://dep-pilates.com/column/pilates/lesson-how-to-choose/)
STUDIO IVY「ピラティスは『パーソナル』と『グループ』どちらがおすすめ?違いや特徴を比較!」(https://www.pilates-ivy.jp/news/group_or_personal)
マシンピラティススタジオルルト「【徹底比較】ピラティスを始めるならグループレッスン?パーソナルレッスン?メリット・デメリットは?」(https://luluto.kabushikigaisya-rigakubody.co.jp/grouplessons_or_personallessons/)
Nピラティス「【徹底比較】グループレッスンとパーソナルレッスンの違いとは?ピラティス初心者におすすめの選び方!」(https://npilates.jp/group-pilates/)
ピラティススタジオLimone「マシンピラティスのグループとパーソナルの違いについて」(https://pilatesstudiolimone.com/column/pilates-mashin-pa-sonaru-guru-pu-tigai.html)
zen place pilates「プライベートレッスン」(https://www.zenplace.co.jp/pilates/private)
ティップネスマガジン「【保存版】マシンピラティスは効果ある?ピラティスとの違いも合わせて紹介」(https://www.tipness.co.jp/magazine/article/000146/)
※本記事の内容は、複数の専門スタジオおよび理学療法士監修の情報を基に作成しています。
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